FIELD NOTE KUSHIRO

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思いと言葉 コーヒー豆の店 「サンサン」 FIELD NOTE03より

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思いと言葉

 このマチにしかいない会社の社長さんやお店の店主さん、その思いと言葉をご紹介する連載。今回は「コーヒー豆の店 サンサン」の寺島佳之さん、美樹子さんのお話しをご紹介します。

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-コーヒー豆の店サンサンの前身はパーラーサンサンという名前で、釧路駅前の商業施設にあったと聞きました。当時と今の移り変わりなどのお話しを聞かせてください。

 

○寺島美樹子さん(以下○):サンサンは私の両親がはじめたお店で、駅前のパルコにオープンしたのが昭和47年の12月13日、1回フロアが変わったりして。その当時、私は小学生だったかな。

 

-今の芦野に移ったのはいつごろになりますか?

 

●寺島佳之さん(以下●):平成元年だったみたいだから、28年前かな。周りはなにも無かったはずですよ。当時の写真があるんですけど、ほんと何もない。笑

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-その当時で駅前からの移転となると、かなり思い切った決断ですよね?

 

○そうですよね、色々とあったみたいですよ。元々はいろんな市場の集合体があって、その組合で建てたような施設だったそうです。その後バブルで売り抜けたというか。そこで新しく店をやるにあたり、今の場所に移ったみたいですね。最初は駅前にこだわっていたみたいですけど。

 

●今でこそ駅前でやっていたらどうなってたかなって思うけど。笑

その頃から北大通がさびれてきてって流れがあったのかな。

 

○その頃は、焙煎だけは興津の自宅でやっていて、宅配だけやってた時期もあったり。かれこれ今年で43年目ですね。

 

-すごいですね、何かその当時ものが残っていたりしますか?マッチとか。

 

●マッチとかは昔かなりあったんだけど、タバコの規制が入るようになってから無くなったのかな。デザインとか良かったんですけどね。

 

○灰皿とかはこんなの使っていたんですよ。当時は三本コーヒーさんから豆を仕入れていて。

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-レアな灰皿ですね!

 

●ロゴとかも時代を感じますよね。

 

-これまた時代を感じる写真を見つけてしまったんですけど…笑

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○あーこの写真ね。これ使っちゃう?笑

ヘアカットモデルをお願いされて、やったらこうなったっていう。笑

短大行ってた頃だから18、19歳くらいかな?聖子ちゃんカットとかが流行っていた頃だよね。

 

●レアな写真。笑

 

-今にはない、チャーミングな感じがします。笑

では遡ると、美樹子さんのご両親の前から駅前でご商売をされていたことになるんでしょうか?

 

○そうですね、いろいろと複雑なんだけど。大じいちゃんがもう駅前にいて、釧路市史とかにも名前が載っているみたいなんだけど。持ってくる?昭和の初期とかに釧路市議とかになっていたみたいで。

 

-へー、すごい。

 

●そうだったの?知らなかった。笑

 

(美樹子さん、釧路市史を持ってくる)

 

○1巻から4巻まで出ていて、1巻は地質とかアイヌとか。文化・経済とか、その巻ごとに分かれていて、そんな読んでないんですけど。笑

どっかに大じいちゃんの名前が載っているみたいで買ったみたいですよ。

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-移住の歴史とか事細かく載っているのを見ていると、何かちょっとしたタイムスリップですね。笑

 

父親もそんな読んでないと思うよ、研究者とかが読むような感じというか。まぁ普段読むものではないよね。笑

 

-佳之さんがサンサンに加わったのはいつくらいからですか?

 

●1999年からですね。それまでは音楽が好きだったから、バイヤーみたいな仕事をしていて。バージンとかディスクユニオンにもいて。なんとなくやりたいものもやって、いろいろ中身もみれたので。これからどうしようかって時にここに加わる話しになって。かれこれ17年目ですかね。

 

○ちょうどその時くらいのウチの両親のオシャレな写真があるんですけど。私たちが戻って来た頃くらいので、もう年だから店やめようかなーって言ってた時だから、60とか65くらいだったのかな?

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●すごい良い写真だよね。かっこよすぎるだろって。笑

 

小田和正とか聞こえてきそうな。笑

 

○オシャレ過ぎるよね。笑

じいちゃんたちも若いよね、やっぱり60歳くらいの時かな。

 

●ますますばあちゃんに似てきているよ、あなた。笑

 

○そう?でも、うちの兄弟すごい似ているんだよね。子どもたちもこうなるのかな。笑

 

-佳之さんが加わって17年目ということですけど、時代の移り変わりやお客様の変化とかって何か感じますか?

 

●やっぱりありますよ、親の世代のお客様がお亡くなりになられたりとか。あと当時は企業とか会社さんの豆の購入が多かったんですよ。けど、経費削減ってなると市役所とかにも届けていたのが無くなったり。

 

-市役所にも届けていたんですね、なんか今じゃ想像つかないですね。笑

 

●学校や市役所にコーヒーメーカーを貸出して、そこに豆を配達してって。今でもやってはいるんですよ。でも、会社関係が減って個人のお客様が多いよね。

 

○あと、フェリーがまだ釧路に来ていてね。サブリナとか、パルコ時代からのお付き合いでコーヒー豆以外にも何か買い物して届けてって。

 

●釧路-東京の間で二隻とか順番で動いててね、きっと経費的なものだよね。

 

○フェリーへの配達の最後の時も届けに行ったスタッフが、涙でたーとかね。懐かしいね。なんか釧路の衰退を味わっている感じがする。笑

 

●やっぱり市役所とか会社も嗜好品は抑えましょうって、そうなってからが早かったかな。それまでは警察や消防所とかにも豆を届けていたから、当時はそれが当たり前だったんだろうね。

 

-でも、そういった方々にこそ率先して地域のお店を利用してほしいですよね。

 

○そうだよね、順番順番でも良いので。地元を使おうよってなると嬉しいね。

 

-コーヒーって何か人を惹きつけるというか、コーヒーを通じて人と人がつながるというか、そんな印象を勝手に持っているのですが。ここ最近のサンサンで行っているイベントや店内に展示している作家さんの作品とか、今までにないような魅力を発信しているなと感じるんですが、その辺りの話しを聞かせていただけますか?

 

○今でこそカラフルとか、ふらっと市場とかありますけど。ここ4-5年でやるようになったのかな?最初は委託があって、展示会もやるようになって。そうこうしているうちに横のつながりもできて。より良いものをつくっていくとなると、誰か任せにしたり囲い込んだりするのではなく、つながりながらやっていかないと発展していかないのかなって。ゆくゆくはクリエイターズマーケットみたいなものができるといいなーって思いますね。

 

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 今日もどこからともなく人が集まってくるコーヒー豆の店サンサン。

良くも悪くも時代は変われど、変わらないものがこのお店にあるように思います。

 

 

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コーヒー豆の店 サンサン

釧路市芦野3-1-13

tel 0154-37-1533

10:00-19:00(喫茶は17:30まで)

定休日 金曜・第2土曜日

駐車場 6台あり

https://www.facebook.com/sansancoffee

[コーヒー豆の店 サンサン]-店舗詳細-FIELD NOTE-